SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第175弾〜革質は5種類の性質から構成される〜

 

どうもsanomaです。

久しぶりの投稿となりました。

しばらく投稿しないうちに大きな出来事がありましたね。

新年度の始まりと同時に新元号、「令和」が発表されました。

心機一転してこれから更新していきたいと思います。

では早速いきたいと思います。

 

革質とは

巷でよく言われる革質とは何でしょうか。

答えは人によって様々です。

つまり、革質が良いという言葉の意味は人によって違うわけで、革に何を求めるかによて変わってくるわけです。

 

革質を構成する5つの性質

僕の持論ですが、革質は

1.光沢性

2.堅牢性

3.肉厚性

4.柔軟性

5.希少性

の5つからなり、この5種類のバランスによって革質は決まります。

一般的にこのバランスが良い革が昔のカールフロイデンベルグだったりするわけです。

5種類のバランスが高ければ高いほど多くの人にとって、革質が良いということになりますが、そんな革は存在しないと思います。

(あるとしてもごく限られた中でしか流通せず、一般に出回ることはないと思います。)

 

自分にとっての革質を良さを追求しよう

5種類の性質のうち、どの性質を重視するかは人それぞれですが、僕であれば、柔軟性をベースに光沢性や堅牢性を加えた革を選ぶようにしていきます。

足に優しい革で、綺麗なシワが入る革が僕にとっての良い革ということですね。

皆さんも自分にあった良い革を探してみてください。

 

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

 

 

第174弾〜自分の感覚を大切に〜

 

どうもsanomaです。

久しぶりの投稿となりました。

今日は靴を買うときに大切にすべきことについて話して行きます。

 

 

同じ靴でもそれぞれ微妙に違う

みなさん靴を試着するとき、同じサイズを履いても前の感覚と違うということはありませんか?

もちろん、足のむくみによってサイズが変わることもあると思いますが、実は靴のサイズも一足一足微妙に違うのです。

これは革という特性上、仕方ないことなのです。

人の手で釣りこもうが、機械で釣りこもうがまったく同じ革はありませんので、結果が変わってきます。

 

同じ靴でもいくつか試すこと

この革の特性を活かすなら、このサイズかもと思った靴と同じサイズの靴を複数履き比べることです。

購入する意思があれば店員も快く承諾してくれるでしょう。

この方法はお金がかかるわけではないので、やって損することは無いと思います。

みなさんもぜひ試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

 

 

第173弾〜ぼろぼろの革靴は狙い目〜

モノは一度人の手に渡ると価格が下がる

どうもsanomaです。

どんなモノにも当てはまりますが、モノは人の手に渡った段階で価値が下がります。

たとえ未使用であっても人の手に渡った段階で価格が下がります。

ということは未使用品を買った時の価格で売ることはできないということです。

 

モノは使った分だけ価値は下がる

先ほどはモノが誰かの手に渡っただけで価格が下がることを伝えましたが、今回は使うと価値が下がる話をします。

これは減価償却とも言われますが、要は使うとモノの寿命が減るため、価値が下がっていくというものです。

 

価値が下がり切ったモノはおすすめ

減価償却しきったぼろぼろの靴は一見すると価値が無いように見えます。

しかし、革製品は手を加えることによって復活させることができます。

売り手が価値がないと錯覚している靴は多いため、古着屋とかでよく探していると案外簡単に安くてよい靴が見つかります。

みなさんもぜひ探してみてはどうでしょうか。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第172弾〜革靴はクラックが始まると色気がでる〜

クラックはいずれ起きる

どうもsanomaです。

革靴が好きな人はなるべくクラックが起きないように日々靴の手入れを研究していると思います。

しかし、どんなに手入れを頑張ってもいずれクラックは起きます。

クラックが起きたら靴を手放している方もいるかもしれません。

それほど靴好きにとっては、クラックに対する恐怖と嫌悪感が強いのかもしれません。

今回はそんなクラックを嫌う方へ読んでほしい記事となります。

クラックが出るまでは美しさ重視で

革靴はクラックやダメージが出るまでは美しさ重視で手入れをしていくのが良いと思います。

この革靴の状態は人間でいうところの若者に当たると思います。

肌が綺麗でシワもシミもない状態です。

それを目指すのが初期段階の革靴かなと思います。

クラックがで始めたら色気重視で

クラックなどのダメージがで始める頃は人間でいうところの老人にあたります。

老人になると色気という言葉がとても似合います。

革靴もそんな状態を目指すのが良いと思います。

クラックがありながらも革靴がピカピカだととても色気のある靴となります。

チャールズ皇太子が履いている靴がその色気のある靴の代表だと思います。

あんな風に靴に色気を出して履きこなせたらかっこいいですね。

皆さんも最終的には色気のある靴を目指しましょう。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第171弾〜時間がきたら靴紐を緩めると良い〜

人の足は1日のうちで変化する

どうもsanomaです。

革靴を履く誰しもが経験したことがあると思いますが、靴を履いて時間が経つと足が痛くなることがあると思います。

これは足のむくみが原因です。

足がむくむと甲のあたりが痛くなり、日によっては耐えられないほどの痛みとなることがあります。

足の甲のあたりは神経が多く、痛みが出やすい箇所ですので、むくみによって相当圧迫されているのだと思います。

夕方にかけてむくみが強くなる

あまり動かない方は特に多くなりますが、夕方にかけて徐々にむくみが強くなると思います。

足のむくみを解消する方法は別の機会に譲るとして、今回は靴紐を緩めることで、むくみに合わせてサイズ調整を行うことを提案したいと思います。

靴紐を緩める時間帯

結論から伝えると、昼に緩めるのが良いと思います。

昼はまだ足がそこまでむくんでおらず、痛みもないですが、早めに対処することで痛みを未然に防ぐことができます。

逆に夕方に足が痛くなってから緩めてもあまり痛みに変化がありません。

この”昼に紐を緩める”という点が最大のポイントです。

皆さんも試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第170弾〜オールデンが人気な理由〜

オールデンというブランド

どうもsanomaです。

しばらく更新できずにいましたが、やっと更新することができました。

今回はオールデンが人気な理由について考えてみたいと思います。

ただし、今回はオールデンファンを敵に回してしまう内容かもしれません。

対象者はオールデンが好きな方ではなく、オールデンってなんで人気なのかわからない方に読んでもらえたらと思います。

すでにオールデンが好きな方はそのまま好きでいてください。

 

雑誌の影響が大きい

オールデンが人気な理由の根本は雑誌の影響だと思います。

雑誌で著名人が良いと宣伝すると、読む側はすごい人が言ってるから「これは良いものだ」と錯覚するようになります。

もちろん、本当に良いものもありますが、雑誌により何割り増しにも見えると思います。

そうするとオールデンは良いものもというイメージが定着し、購入者が増えていきます。

最終的にオールデンの所有者がどんどん増えていき、それがさらなる宣伝に繋がるのです。

 

オールデンは良い革靴だが、、、

オールデンはたしかに良い靴です。

しかし、価格に釣り合った靴かと言われればそうでは無いと思います。

もっと安くて良いものはたくさんあります。

なぜ高価にもかかわらず、人気なのかといえばブランド価値が高いからです。

雑誌の影響から始まったオールデンのブランド力は相当に高いものと思います。

だからこそ多くの人が求める靴になるのです。

 

購入する際はよく考えて

もし、この記事を読んだ上で、それでもオールデンが良いと思った方は買うことを勧めます。

価値観は人それぞれですので、その人が良いと思ったら誰になにを言われようと良いものです。

逆にこの記事をみて踏みとどまる方はすぐに買わない方が良いでしょう。

おそらくブランドより実体を重視する方だと思いますので、よく検討すると良いでしょう。

オールデンについて再考する良い機会になれば嬉しいです。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第169弾〜ワックスは温めて使うこと〜

ワックスは温度で硬さが変わる

どうもsanomaです。

ハイシャインで使うことの多いワックスですが、気温によって使いやすさに違いがあるかと思います。

それはワックスが温度の変化によって硬さが変わるからです。

今回はそんなワックスの適切な温度について考えてみたいと思います。

 

ワックスは人肌で温めるのが最適

結論からいうと、だいたい35度前後で温めて使うと効果的だと思います。

(今回試したのはサフィールのミラーグロスです)

これより温度が低いとワックスが硬いままですし、高いとドロドロになってしまいます。

35度で温めながら塗っていき、数分待って固めてから水研ぎをするとうまくいきやすいです。

ぜひ試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第168弾〜質の悪い靴は淘汰される〜

靴の情報が出回りやすい環境になった

どうもsanomaです。

ネットが発達した今日は、少し調べると靴に関する情報がたくさんでてきます。

どこの靴が良いか、とか、手入れにはどの道具を使ってどのようにやれば良いのか、とか調べればすぐにでてくると思います。

そんな現代に生きているということは良い情報も悪い情報もすぐにみつかるのです。

 

ネットの発達によって質の悪い靴はなくなる

気になるブランドがある場合、おそらくネットで調べると思います。

もちろん、わかっている人や目が肥えている人は見ただけで質が良いか悪いかわかると思います。

しかし、普通の人は調べなければわからないので、情報を求めてネットで検索するのです。

すると、その靴に対するレビューがたくさんでてくると思います。

足入れの違いはあってもレビューが酷評ばかりなら誰も買わなくなってしまいます。

結果的に酷評がおおい質の悪い靴は淘汰され、質の高い靴が生き残るのだと思います。

今回はこのぐらいにします。

ではまたあした。

第167弾〜ハイシャインのためのアルコール濃度〜

アルコールの特徴

どうもsanomaです。

靴磨きが好きな方はご存知かと思いますが、ハイシャインをするときは水にアルコールを混ぜると上手く行きやすいです。

これはアルコールが気化しやすいという特性があるため、余計な水分が残りにくいからです。

ではどのくらいの割合のアルコール濃度が良いのか検討したいと思います。

今回は健栄製薬の消毒用エタノールと水道水を使っていくことにします。

 

水とアルコールを3:1にする

これはよく言われる比率ですね。

たしかに上手く行くのですが、僕にとっては若干アルコールが少ないように感じます。

原液の濃度を考えるとアルコール度数20度程度といったところでしょうか。

 

水とアルコールを2:1にする

僕はこのぐらいの割合でやっています。

半分ぐらいエタノールをいれるとニオイはきついのですがハイシャインしやすくなります。

同じように原液の濃度を考えるとアルコール度数40度程度といったところでしょうか。

モルトドレッシングで使われるウイスキーのアルコール度数が40度ぐらいであることを考えるとこのぐらいの割合がちょうど良いかなと思います。

みなさんも試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

 

スコッチグレイン

第166弾〜革靴は今後も値上がりするのか〜

革靴は値上がりする傾向にある

どうもsanomaです。

革靴は昔と比べてかなり値上がりしました。

昔と比べると所得が上がっているため、実際はそこまで値上がりしている訳ではないと思いますが、それでも値上がりしているのは事実です。

為替の影響もあるかと思いますが、単純に原材料の価格高騰だと思います。

革靴の主成分である「革」が値上がりしているので仕方のないことだと思います。

値上がりするからこそ靴を大切にしなければならない

今回、僕が伝えたいことは値上がりに反対ということではありません。

靴業界が衰退しないためにも革靴の値上げはやむを得ないと思っています。

それよりも靴の価格が高騰して思うように買えない時代だからこそ今ある靴を大切にするべきなのです。

慎重に靴を選び、大切に履く。

これだけで10年選手になれる革靴はたくさんあると思いますし、幸福度も高いと思います。

靴をたくさん買いたいという物欲より、革靴を大切に履くという満足度を大切にしましょう。

要は量より質です。

このことを靴好きの皆さんと共有できれば嬉しいです。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第165弾〜ワックスの使い方はハイシャインだけではない〜

ワックスの可能性

どうもsanomaです。

靴好きであればワックスを持っていると思います。

そしてそのワックスはハイシャインのために使っている方がほとんどだと思います。

今回はそんなワックスについて、他の使い道を提案したいと思います。

ワックスの特性

ワックスは肌理を埋めて、革に層をはるものだと思います。

となると、ハイシャインだけでなくキズ隠しにも使えるのです。

擦り傷や引っ掻き傷のようなものであれば、ワックスを乗せることで傷がわからないぐらいに隠すことができます。

クリームでは柔らかすぎて、隠せない傷もワックスであれば隠すことができるのです。

ちなみにキズ隠しに適しているワックスはサフィールのミラーシャインです。

これはハイシャインにもキズ隠しにもオススメです。

ぜひ試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

第164弾〜同じ種類の靴は3種類までにしておく〜

増えすぎると管理が難しい

どうもsanomaです。

靴好きの方は2桁を超える靴を所有していることと思います。

靴の所有数が多くなると管理が難しくなります。

人間なにごとも3つに分けると考えやすくなるものなので、今回は靴の種類を3つに限定して管理をしようと言うことを提案したいと思います。

 

同じ種類の靴は3種類まで

靴の種類はストレートチップやウイングチップ、外羽根や内羽根などアッパーの種類だけでもたくさんあります。

製法を含めるとその数は数十種類にものぼります。

そこで、靴の種類が同じものは3つまでと決めると管理がしやすくなります。

例を出すと、

内羽根ストレートチップ×3

外羽根ウイングチップ×2

外羽根Uチップ×1

この場合、次に買うのはウイングチップかUチップになります。

ストレートチップは3足持っているので買うとすれば一足手放すことになります。

この管理方法で一足一足を管理してもらえたら幸いです。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

第163弾〜持っている靴を大切にしよう〜

靴好きは物欲が止まらない

どうもsanomaです。

靴好きのみなさんはそうでない方に比べて沢山の靴を持っていると思います。

にも関わらずまだまだ欲しい方はたくさんあるのが現状だと思います。

今回はそんな方へ向けて話をしていきたいと思います。

 

持っている靴を大切にする

新しい靴が欲しいと思った時は一度自分の持つ靴を見直してみましょう。

今持っている靴は、当時は喉から手が出るほど欲しかった靴だと思います。

そんな靴を大切にできていない場合は次の靴を買っても大切にできないと思います。

そこで、靴を買おうと思ったらまずは自分の持つ靴を一つずつ観察しましょう。

そしてフルパワーで磨いてあげましょう。

きっとその靴の持つ魅力を再発見できると思います。

みなさんも試してみてください。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

 

 

第162弾〜革靴が好きになると自然とスーツに手が出る〜

革靴とスーツはリンクしている

どうもsanomaです。

革靴の感性が高い方で、スーツの着こなしが変な方は見たことがありません。

逆に革靴に興味がない方でスーツも適当な方はたくさんいます。

今回は革靴だけでなくスーツにも焦点をあてて話をしていこうと思います。

 

革靴に合う服が欲しくなる

革靴に対する感性がたかまり、良い靴をどんどん買っていくと靴に合う服をどうしようという問題にぶつかります。

スーツだから全ての革靴に合うとは限らないということがわかってしまいます。

そうなると靴にあったスーツ、服装を選ぼうとなり、結果的にスーツに対する感性も高まるのです。

靴から入り、全体の身なりが整っていくことを感じることができると思います。

そうなるとユニクロでは満足できなくなってきます。

みなさんも革靴の感性をあげながらスーツに対する感性もあげていきましょう。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。

第161弾〜学生のうちは靴を買わずに感性を磨こう〜

無理して靴を買う必要はない

どうもsanomaです。

前回、成人式について書いてみましたので、引き続き学生に焦点を当てて記事を書いていきたいと思います。

学生のうちはあまりお金がないと思います。

良い靴が欲しいと思ってもそんなに買えないのが現状だと思います。

物欲が沸く気持ちは十分にわかりますが、少し立ち止まって考えましょう。

 

靴を買わずに感性を磨く

お金がないうちに良い靴を買ってしまうと靴しか買えなくなってしまいます。

そうなると合わせる服がなくなってしまいますので、良靴は社会人になってお金をたくさん稼げるようになってからにしましょう。

それまでは靴屋や古着屋に足しげく通って靴を観察しまくりましょう。

観察する数が増えれば増えるほど靴に対する感性が養われ、良い靴とはなにか、この靴は良い靴か、ということがわかるようになります。

みなさんも靴に対する感性を磨くよう心がけましょう。

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。