SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第23弾〜コードバンをピカピカに復活させる方法〜

どうもsanomaです。

 

今回はコードバン脱皮のやり方について書いていきます。

これはアビィスティックによる手入れやブラシによる手入れを行っても

満足のいく輝きが出せなくなった場合の最終手段として行うことをオススメします。

コードバンを削る行為であるため、層が薄くなり、裂けやすくなってしまうからです。

行う場合は自己責任でお願いします。

 

今回、脱皮をする靴は1970sのフローシャイム ロイヤルインペリアルです。

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写真右が脱皮前、写真左が脱皮後です。

 

では早速行っていきます。

 

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800番台の水ヤスリを使用し、円を描くように削っていきます。

すると写真のように色が抜けたような感じになります

(あとでクリームを入れるので気にしないでください)。

満遍なく削るとこの時点でかなりツルツルになります。

なお、削る際は、シワになっている箇所を靴の内側から押し上げてなるべく平にして行ってください。

今回はダメージのひどいアッパーの甲部分のみ削っています。

 

 

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続いて1000番台の水ヤスリを使い同じように削っていきます。

色がかなり抜けますが、気にせず削ります。

800番台の水ヤスリの時よりツルツルになります。

 

 

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最後に1200番台で同じように削っていきます。

あまり1000番台の時と変わらないのでここまでしなくて良いかもしれません笑

 

 

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ウエットティッシュでカスを取り除き、

サフィールクレム1925を少し多めに塗布していきます。

 

 

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5分ほどまち、一方向に向かって布で磨いていくとこんな感じになります。

見違えるほどみずみずしく輝くようになりました。

 

 

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両足が終わってこんなに美しくなりました。

フローシャイムの本来の力が出せた感じがしますね。

 

皆さんも参考にして見てください。

 

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。