SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第22弾〜J.C.penneyの年代判別〜

どうもsanomaです。

 

今回はJ.C.penney(ジェイシーペニー)について書いていきます。

J.C.penneyといえばアメリカの3大ストアブランドとして有名で、

調べるとビンテージの古着についての記事がヒットするかと思います。

 

良質な古着のイメージが強いJ.C.penneyですが、

実は革靴もかなり良質なものが多いです。

 

今回紹介するモデルはコードバンのプレーントゥです。

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こちらの個体は、

一見フローシャイムやオールデンと見間違うほどの雰囲気ですが、

かなり格安で手に入れることができました。

 

J.C.penneyの古靴の年代判別は、

古着の判別と重なる部分があると思います。

また、ビンテージ靴に見られる意匠も数多くありますのでおおよその年代が推測できます。

 

年代判別のポイント

J.C.penneyの年代判別のポイントは

・ロゴ

・たん裏

の2点です。

 

J.C.penneyのロゴ表記は次の通りとなります。

50s〜60s 「PENNEY'S TOWNCRAFT」

60s〜70s 「Penney's TOWNCRAFT」

70s〜  「JC penney」

 

僕のもつ個体を見てみると

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この表記から、50s〜60sのものとなります。

 

 

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また、たん裏を見てみるとフェルト生地となっています。

これは60sに多く見られる意匠となります。

 

これらの情報から60sの個体であることが推測できます。

 

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革質も申し分なく、このレベルのコードバンはもう現代では再現不可能だと思います。

この革はシェルコードバンではありませんが、

こんな肉厚なコードバンを作るタンナーがあったがたくさんあったのかと思うと

昔のアメリカの凄さを感じます。

ストームウェルトが採用されているところもかっこいいです。

 

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ちなみにライニングはこんな感じです。

7D 24 13306

6473

と記載されています。

ここの判別方法はいまいちわかりませんでした、、、参考までに

 

J.C.penneyの古靴はあまり認知度はなく、格安で手に入れることができます。

(下手したら同じようなモデルが半額くらいで手に入ります)

今後、人気が出てきて価格が高騰する可能性がありますので、

もし見つけた場合は、すぐに購入しておくことをオススメします。

(ただし買うものは60sが良いと思います)

 

最後に別アングルでどうぞ

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今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。