第35弾〜伝説のタンナー×日本の技術〜
どうもsanomaです。
スコッチグレインといえばリーガルと並ぶ日本のブランドです。
このブランドは、定期的にスペシャルモデルを作っていますが、その中でも今回紹介するモデルは特別だと思います。
なぜなら、アッパーに伝説の革と呼ばれるカールフロイデンベルグのボックスカーフを使用しているからです。
カールフロイデンベルグは現在、ワインハイマーが技術を引き継ぎ、生産を続けていますが、質はあまりよくありません。
となると当然、業者によるカールフロイデンベルグのデッドストックの取り合いとなるわけで普通の人が手にする機会はないと思います。
そんな中、カールフロイデンベルグのボックスカーフを使って生産されたモデルがこちらです。
この柔らかさときめ細かさは他のタンナーにはありません。ブルーブラックに近いような色艶です。
後ろから。
こちら中古で買ったため、インソックが痛んでいました。インソックのデザインは今と変わりませんね。黒いインソックが特別感を出しています。
続いてソール。
こちらは通常のものと同じデザインですね。底材は通常のものより良いものを使用している感じがします。
最後にアッパー。
かなり上質であることがわかります。良い革はやはり柔らかさとツヤ感が違います。
ジョンロブで使用されている革と似たような質感ですが、10年以上経った今でも全くクラックがありません。
ここまで良い状態をキープできるのは手入れだけでなく非常に革質が良いからです。
カールフロイデンベルグの革を知ることができたので、次の革靴を買うときの参考にしたいと思います。もう手に入れることはできないカールフロイデンベルグですが、
どこかにまだストックがあるかもしれません。
ブランドだけでなく良いタンナーを見つけに行くのも革靴の楽しみかもしれませんね。
カールフロイデンベルグはあまりに有名ですが、無名タンナーでも良いものがありますので探してみてください。
今回はこのぐらいにします。
ではまた明日。