SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第19弾〜old church's consulを見つけた方へ〜

どうもsanomaです。

 

今回は旧チャーチのコンサルを紹介します。

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捨て寸短めの靴です。

 

 

まずはアッパーから。

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旧チャーチの魅力はなんといってもバックバインダーカーフです。

いわゆるガラスレザーなんですが、このバックバインダーカーフは、

ガラスレザーの光沢がありながらも良質なカーフのようなシワがはいります。

靴クリームの入り方も通常のカーフと同様に入ります。

ここまでクリームが入ると靴好きとしては手入れのやりがいがあります。

ただでさえ光る革がワックスなしで全体が艶やかに光ります。

 

 

続いてインソック。

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3都市表記です。インソックのデザインは今もあまり変わりませんね。

 

 

続いてライニング。

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字がかなり雑ですね。ギリギリ読むことができます。

ジョンロブやエドワードグリーンのライニングと比較すると字体がかなり異なります。

73ラストはビンテージ市場で絶大な人気を誇っていて、中々市場に出回りません。

 

 

続いてヒール。

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チャーチのヒールカップはかなり小ぶりです。

日本人はかかとが小さい傾向があるのでまさに日本人向けなのではないかと思います。

ウィズはFで標準なはずですが、足の細い自分にピッタリはまります。

最近の若者は足が細い人が多いので、チャーチの靴が合う人は多いのではないでしょうか。

 

 

続いてヒール周り。

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ラインが美しいです。少し作りは雑ですが、しっかりしています。

 

 

最後にソール。

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ここのソールはかなり硬くて滑ります。その分減りが遅いので長持ちします。

質実剛健と呼ばれる所以はここからきているのかもしれません。

 

 

 

最後に。

旧チャーチを買うときは現行チャーチのハーフサイズアップを選んでください。

僕は現行チャーチ(ラストは173)を60Fで履きますが、旧チャーチ(ラストは73)は65Fを履きます。ウィズは現行も旧もあまりかわりません。

もし旧チャーチを買うときはこのサイズ感を意識してください。

良いチャーチが見つかると良いですですね。

 

 

今回はここまでにします。

ではまた明日。