SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第10弾〜革靴のつま先を自分で補強する方法〜

どうもsanomaです。

 

今回は革靴のつま先補強の方法について書いていきます。

 

僕の場合、靴のつま先はかなり削れやすい箇所です。

歩き方によって個人差はありますが、つま先とヒールは

リペア率ナンバーワンと言えるのではないでしょうか。

 

この箇所を自分でリペアできるようになれば

かなり汎用性が高いです。

しかも結構簡単なのでリペア初心者にはオススメです。

 

方法を説明するに当たって、

僕が初めてリペアした時のものを載せたかったのですが、

工程を説明するための写真を撮り忘れてしまったので、

この間補強した靴の写真を中心に説明していきます。

※リペアをする際は自己責任でお願いします。

 

 

今回リペアを施した靴は

シェットランドフォックスのインバネスです。

 

 

準備するもの

・アート刃

・たちナイフ

・ヤスリ

・革兼ゴム用ボンド

・ビブラムラバー

 

 

 

やり方

①最初に、つま先補強ができる状態のものか見極める必要があります。

あまり削れ過ぎていると、つま先補強ではなくオールソールをしなければならないこともあります。

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この左側の削れ具合であれば補強可能です。

ちなみに右側は革で補強をしたものです。この後、早染めインキで黒く染めてます。

 

 

②つま先補強ができることがわかったら、

つま先の削れ具合を平らに慣らしていきます。

アートナイフと鉄ヤスリを駆使して

平らになるようにします。ここは慎重に行ってください。

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※1枚目とは別の靴の写真です

このぐらい平らにしたら、

ビブラムソールをリペア部分より少し大きくなるようにカットし、

革用兼ゴム用ボンドで貼り付けてください。

 

③ボンドが乾いたら、

アート刃、たちナイフ、鉄ヤスリを駆使してヒールからはみ出たビブラムソールを削っていきます。

ここでは見た目に関わるのでよく切れる刃を使ってください。

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こんな感じになれば補強完了です。

 

 

最後に

写真1枚目と2枚目以降の写真が異なってしまいすみません。

いい写真がなく貼り合わせになってしまいました。

 

また、革であってもラバーであってもやり方は変わりません。

バーは扱いにくいので、

革による補強に慣れてからラバー補強に移るのが良いかと思います。

 

 

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。