第4弾〜EDWARD GREEN 旧202の履き心地〜
どうもsanomaです。
今回は「エドワードグリーン」を紹介します。
ジョンロブと並ぶイギリスの代表的なブランドです。
エドワードグリーンの創業は、1890年とジョンロブの少し後となります。
「上質」を追求することを信条とし、革質もさることながら、
履き心地が抜群に良いということで評価されています。
このような評価を得ることができたのもラスト「202」が大きく影響しています。
今回、運よく202のチェルシーを手にすることができたので紹介していきます。
これぞイギリス靴という感じです。
アッパーから見ていきます。
深く光るような艶かしいツヤ感が特徴の革を使用してます。
ビンテージ靴と同じように肉厚できめ細かい革です。
この手の革にはクレム1925が良さそうですね。
続いてヒールカップ。
この靴の一番の特徴は「ヒールカップ」にあります。
他の靴と違い、履いた時にかかとが包み込まれるような感覚を得ることができます。
続いてヒール周り。
流れるような曲線が美しい。
続いて出し縫い。
細かいピッチで縫われています。
技術力の高さが出てますね。
最後にソール。
伏せ縫いで縫われています。
歩いて見てわかりましたが、このソールはかなり削れやすいです。
もし旧工場製のものを手に入れたら
ビンテージスチールかラバーをつけることをオススメします。
ちなみに、現行のエドワードグリーンにも202ラストがありますが、
旧工場製とは別物ですので注意してください。
なぜ同ブランド、同ラスト名なのにラストが違うかというと、、、
1995年にエドワードグリーンがエルメスに買収され、工場を抑えられてしまいました。その際に202がエルメスの手に渡ってしまったのです。
そこで職人たちは、新生エドワードグリーンとして新たに工房を立ち上げ、新202のラストを作り上げたのです。
そんな経緯から202ラストが2種類生まれたのです。
新202の特徴として、全体的に幅広く、かかとがゆるいです。
また、旧202よりぼてっとした印象で
現代のスーツに合わせるには少し難しいかなという印象です。
もし現行で、旧工場製に近い202のものを買うなら
ウィズを1段落とした202Dかなと思います。
ちなみに旧工場製を狙うなら筆記体ロゴではなく、
80sの金囲いでmadeby表記のものがオススメです。
ロゴも後者の方がかっこいいです。
さらに言えば、ソールのmadeinengland表記が
ブロック体かつ小さい表記である方が良いです。
今回はこのぐらいにします。
ではまた明日。