SANOMANIA

これからの「革靴」の話をしよう

第81弾〜アッパーの素材はTPOに合わせて選ぶべし〜

TPOにあった靴を選んでいますか

どうもsanomaです。

みなさんは革靴を買う時にどういうことを想像して買いますか?

もちろん足に合う靴を買うことが大前提です。

しかしそれだけでなく、経年変化が楽しみだと思って買う靴やデザインがよいと思って買う靴と様々な理由があると思います。

ただ、アッパーの素材にまで気にかけて買う人はいないと思います。

ここでいうアッパーの素材とは、スエードやカーフといった種類のことではなく、ベビーカーフやキップ、ステアといった革の種類のことを指します。

およそ、革に使われるのはベビーカーフからキップまでであり、多くの靴にはキップが使われます。

 

カーフレザーとキップレザーの違い

ジョンロブやエドワードグリーンの靴には主にベビーカーフかカーフが使われますが、シェットランドフォックスやスコッチグレインは主にキップが使われます。

この違いは何でしょう。

カーフとキップの違いは、ざっくりと革のきめ細かさと丈夫さです。

カーフは革がきめ細かく光沢がある反面、耐久性に欠けます。

一方、キップは革のきめ細かさはほどほどですが、耐久性に優れています。

 

目的に応じた靴の選び方

カーフはここぞという場面で使うのが適しており、キップは普段使いに向いています。

具体的には、ジョンロブやエドワードグリーンのような靴は結婚式や大事な会食の場で身に付けるものだということです。

居酒屋のようなお店は予期せぬアクシデントに見舞われる可能性が高くなりますので控えましょう。

よい靴は良いところに連れて行ってくれると言いますが、それは自分の行動次第です。

みなさんも革靴の素材を選ぶときはTPOに合ったものを選びましょう。

 

今回はこのぐらいにします。

ではまた明日。